【Python】ディレクトリを指定してライブラリをインストールする



こんにちは、最近Pythonを書いているサダノです。PHPばかり書いていたのですが、比べてPythonは沢山ライブラリを使う印象を持っています。

書き始めたころ、ライブラリのインストールで結構ハマったのでメモを残しておきます。
当記事ではPythonでディレクトリを指定してライブラリをインストールする方法について記します。




インストールしたはずなのにNo Module?

pip installして、Successfully installedなのにimport文でエラーになるという事が起きていました。

pip install requests


インストールしたライブラリをimportしようとすると下記のメッセージが。。

ModuleNotFoundError: No module named 'requests'





なぜインストールしたはずなのにimportできないのか

色々記事を見ていくうちにわかったのですが、この現象は、Python自体が複数バージョンをインストールできることに起因しているようです。
つまり、自分のPCにPython2とPython3が入っていて、Python2にライブラリをインストールし、実行しているのはPython3という場合に、『インストールしたはずなのにimportできない』ということが起きている、と推測されます。

ではどうするのか。そこで、今回のテーマ、ディレクトリを指定してライブラリをインストールする方法が登場します。





ディレクトリを指定してライブラリをインストールする

実行環境のライブラリパスを確認

実行環境がどこからライブラリをimportしているかまず確認します。
下記のようなスクリプトファイルを用意します。

import pip
print(pip.__path__)


これを実行すると実行環境のライブラリのパスがわかります。
自分の場合は下記のようになっておりました。C:\PROGRA~1\Python310\lib\site-packagesのライブラリを使っている事がわかります。

py path/to/test.py

#出力:
['C:\\PROGRA~1\\Python310\\lib\\site-packages\\pip']


ディレクトリを指定してライブラリをインストール

t でインストール先を指定できる模様。-t の後には上記で確認した実行環境のライブラリパスを記述します。

pip install requests -t C:/PROGRA~1/Python310/lib/site-packages



これでうまくいきました。

PermissionErrorが出ることがあるかもしれませんが、コマンドラインインターフェースを管理者権限で開くと、通り抜けられると思います。





以上、Pythonでディレクトリを指定してライブラリをインストールする方法でした。
参考になれば幸いです。

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